お散歩をしよう

散歩をすると体内では何が起きる?

健康やダイエットのために散歩をする、という人も多いでしょう。歩くことによってカロリーを消費したり、筋肉がついたりするという効果が見込めるのは確かです。しかし散歩の効果は実はそれだけではなく、ストレス解消にも有効です。散歩のような軽い運動は有酸素運動となり、コルチゾールの分泌を抑えてストレスに強い体質を作ります。また、散歩は規則正しく歩を進めるリズム運動でもあるので、セロトニン神経が強化され、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌を促します。歩くこと自体気分転換になって良いものですが、実際に体の中ではこのようにストレス耐性を高め気分を上げる作用が起きているのです。従って、散歩は手軽で効果的なストレス発散法といえます。

ストレス解消におすすめの散歩法とは?

では、どのような散歩がストレス解消には最も効果的なのでしょうか。まず、決して無理はしないこと。最低12分歩けばストレス解消効果がみられるという実験結果もあります。12分というと距離にして1km弱の時間なので、駅まで遠回りしてみる、あるいは1駅手前で降りて歩くといったことを心掛けてみると良いでしょう。ただ、できれば自然の多いところを歩く方がより効果的です。自然の中で風を受けながら自分のペースで歩くことは、それ自体リラックス効果があります。その際、音楽やラジオなどは聞かないほうが良いです。自然の音を聞き、五感に集中することで瞑想と同じような効果が得られます。日頃様々な刺激に晒された頭を休め、何も考えずにただひたすら歩くことで気分もスッキリするでしょう。